
2020年7月9日、WhatsAppはサービスの品質向上のためにオプトインポリシーをアップデートしました。このアップデートにより、WhatsApp Business Account(ワッツアップ・ビジネスアカウント)オプトインを取得できるチャネルや方法が増えました。WhatsAppビジネスアカウントの利用を検討されている企業様はぜひ本コラムおよびWhatsAppが公式で発表している利用規約(WhatsApp Business Policyー英語サイト)をご確認ください。
WhatsApp旧オプトインポリシー(2020年7月8日以前)
企業が顧客(エンドユーザー)へ通知を送るためには、顧客からのオプトイン(配信許可)取得が必要です。WhatsAppはオプトイン取得方法に関しても具体的な規約を設けています。
まずはアップデート以前(2020年7月8日以前)のオプトインポリシーの3つのポイントをおさらいしましょう。
【旧オプトインポリシー】
1.サードパーティチャネル(WhatsApp以外のチャネル)でオプトインを取得すること。
2.オプトイン取得時には、チェックボックスのように視覚的な要素が必要。
3.顧客は自由に電話番号の変更ならびにオプトアウトができる。
WhatsApp新オプトインポリシー(2020年7月9日以降)
2020年7月9日以降の新しいオプトインポリシーは以前よりも分かりやすく、シンプルになりました。新しいオプトインポリシーでは、オプトイン取得時に必ず下記の3点について明記することが決められています。
【新オプトインポリシー】
1.(顧客は)同意をするとWhatsAppでメッセージを受信すること
2.(顧客が)同意しようとしているWhatsAppアカウントはどの企業(ブランド)のものなのか。
3.企業(ブランド)は各国の配信規制に則って配信すると約束。
オプトインを取得するチャネルはアカウントオーナーが決められます。代表的なオプトイン取得例としては、EmailやSMSがあります。また、新しいルールによってWhatsApp上でメッセージのやり取りをしながらオプトインを取得することも可能となりました。ここで重要なのは顧客から明確な記録に残る形でオプトインを取得することです。
顧客からスパム扱いされないための3つのコツ
1.顧客にどのようなメッセージ(予約リマインド、規約変更など)を配信するか事前に告知しておく。
2.顧客にとって不要な一方的なメッセージを送らず、顧客にとって有益な「通知」を配信しましょう。
3.オプトアウト(配信停止)の方法を分かりやすく提示しましょう。
より詳細なWhatsAppのオプトインや配信ポリシーを知りたい方は、WhatsApp Business Policy(WhatsAppビジネスポリシー・英語サイト)をご確認ください。
WhatsAppビジネスアカウントを始めるためには
WhatsAppは顧客(エンドユーザー)の体験に重点を置いています。そのため、オプトインポリシーはWhatsApp Business Accountを開設する上で正しく理解しておく必要があります。
CM.comはWhatsAppの公式パートナーとして、WhatsApp Business Accountの開設から配信用のプラットフォーム、APIの提供をワンストップで提供しています。そのため、WhatsAppを利用する上での規約に関しても常に最新の情報を届けられます。