
海外顧客に見られているのはEmailではなくSMS
日本でもEmailの開封率が低下しているこの頃ですが、海外ではEmailは日本以上に読まれていません。越境ECの担当者であれば痛切に感じているのではないでしょうか。では代わりに読まれているメッセージツールは何でしょうか。
実はSMSこそ海外の顧客に読まれている、もっとも身近なツールなのです。
なぜ海外ではSMSなの?
日本ではSMSをマーケティングに活用している企業はそう多くはなく、Emailがメジャーとなっています。しかし、海外ではEmailよりもSMSが多く利用されています。これはSMSの文化の違いが影響しています。
ガラケーの時代に私たちはキャリアメールという@ezweb.ne.jpや@docomo.ne.jpというキャリアから発行されるメールが主なコミュニケーションツールでした。一方、海外ではキャリアメールという概念がなく、その代わりにSMSがコミュニケーションツールとして利用されてきました。
スマートフォンに携帯電話が移行した現在でも、SMSは個人間のやり取りのみならず、企業と個人間の重要なコミュニケーションツールとしてマーケティングや通知などで利用されています。
実際、海外に行った際に飛行機やホテルの予約確認などでSMSを受信したことがある人は多いのではないでしょうか
チャットアプリでのマーケティングに考える前にSMS
スマートフォンの時代になり、LINEをはじめとして、What’sappやWechatなどチャットアプリがローンチし、世界中でユーザーが増加してきました。
ガイアックスさんの調査によると
LINEのユーザー数が国内では800万人
海外では
What’sappが15億人!!!!
Wechatが9億人!!!
越境EC事業者の皆様がチャットアプリでのマーケティングを考えるのも無理はないかと思います。実は、世界利用最多のWhat’sappと弊社CM.comはWhat’appビジネスアカウントの数少ないオフィシャルパートナーです。ブラドや企業がWhat’sappを通じてエンドユーザーにリーチするお手伝いをさせていただくことは可能です。(このお話はまた別の記事で)
ただ、実はWhat’sappビジネスはマーケティング利用は許可されていません。顧客との1対1のやりとりを実現できるのに対してLINEのような一斉プロモーションメッセージ配信をすることはできません。
また、チャットアプリはLineでもそうですが、エンドユーザーがアカウント追加(友達追加)をしないと当該ユーザーにリーチすることができません。このアカウント追加がプロモーション利用でハードルが高い一つです。
この点SMSは友達追加などが必要なく、電話番号さえあれば端末に送信することができるので、マーケティング利用に最適です。
クレームにならないか心配ですか?
よく質問をいただくのが、突然SMSを送ってクレームにならないかということ。
結論から言いますと、ルールを守ってさえいればクレームにはなりません。日本と違い海外ではユーザーはSMSは毎日のように受信しています。香港の弊社の同僚も毎日10通以上は受信しているとのこと。
また後日SMSの配信ルールについては書きますので、詳しく知りたい方はお問合せください。